Yaks

iPhoneを買ってみた。 はてなブックマーク - iPhoneを買ってみた。

さて、そろそろ発売から日も経ってきて落ち着いてきました感がある iPhone。書こう書こうと思っていたレビュー的なものを書いてみようと思います。

何のために発売日に並んでまでして買ったのだ。

iPhone
じゃーん。

というわけで発売日に購入。
写真はあちこちに上がっているけど、やっぱり実物は美しい。

撮影会
会社で即席撮影会。


製品自体もさることながら、外装や付属品までもしっかりと作りこんであり、こだわりを感じます。なんというか所有感を感じさせる内容といったところでしょうか。

付属品たち


他のと比較
Treo(Pelmベースのケータイ)、iPhone、モトローラのケータイ(いままで使ってたやつ)の比較。そこまで大きすぎず。


なんてベタ褒めしてますが、僕は Apple信者とかではありません。Apple製品も iPod 2台しか持ってません。もちろん Macはあまり使い慣れていません。シングルマウスボタンは苦手です。ゴメンナサイ。そんな客観的視点から見ても、この iPhoneの作りこみ度はすごいなと感心させる出来だと感じました。

さて、そんな僕が iPhoneを購入した理由はこんな感じ。

  • 持ち歩き用の iPodが欲しかった
  • どうせなら、いつも持ち歩いている電話と一まとめにしたかった
  • ブログネタ用(せっかく買える環境にいるのだし。)

と、割と消極的。むしろ、最初のスティーブ・ジョブズ氏の発表の時点では「いまさらケータイかいな」とむしろ懐疑的ですらありました。で、その後発売がすすむにつれて、情報が出て行くうちに「あ、おもしろそう」と思うようになりました。特にあの指で拡大やスクロールを行うムービーはわりと破壊力が高いです。(まんまとマーケティングにはめられています。)


で、実際買って使ってみての感想は「便利。」

クールな UIとタッチスクリーンのユニークな操作に目がいきがちですが、実際に使ってみると機能自体が充実しているので普通に持ち歩くツールとして実用的。
特に Safariとメーラー(POPで取得)、そしてGoogle Maps(YouTubeと同様に専用のアプリ扱い)がいつでもどこでも使えるというのがかなり便利。

また、アメリカの携帯は日本と比較すると機能的にはそれほど充実しておらず、一応通話とメール(これも携帯同士の SMSが主流)、簡単なアプリやカメラなどといった、いわば一昔前の世代(FOMAの前のドコモみたいな感じ)のつくりといった感じなので、充実度の高さも際立っているように思えます。

あとはネットが常に使えるという安心感。月額 $20でメールやネットが定額で使えるので、ちょっと調べ物をしたり、暇つぶしに Webや YouTubeを見たりしても通信料を気にする必要がありません。ネット依存症というわけでもないですが(違うと否定もしませんが)常にネットが使えるという安心感と充実感を改めて実感しました。

ためしにいくつか動画をとって、YouTubeにあげてみました。(なにげに初アップロード。)



iPod。これだけ音がでます。後半はロックした状態でも再生されますようの意。


Safari。日本語表示も可能。音は単なるノイズのみ。


Google Maps。経路検索とか。何気にこれが一番すごいと思った。これも音は単なるノイズのみ。


いずれもデジタルカメラの動画機能でとりました。片手にカメラ持ちながらの操作なのでちょっと使いづらそうですが、実際はもうちょい快適。デモ動画で出てたスムーズなアニメつきの画面がほぼそのまま手元で再現されるのはなんとも驚きと新鮮。


ですが、さすがに不満な点もいくつかあります。


カメラはしょぼい

実はカメラ機能はしょぼしょぼで画素数は 200万画素。オートフォーカスや手振れ補正などは一切付いておらず(カメラのメイン画面にあるのはシャッターと保存画像一覧へのリンクのみ)、日本のケータイに比べるとかなり画質や機能は低いです。とりあえずカメラに期待してはいけません。


バッテリーの持ちが悪い

バッテリの持続時間は結構短めで、大体 2日のスタンバイと、数時間のアプリなどの使用でバッテリ切れの警告がでてしまいます。(ずっと待ち受けのままでもおそらく 3日くらいでしょう。)


SIMが使えない

タブン多くの人がこのしばりに抵抗をおぼえるかと。
AT&Tのケータイは SIMカードという小さいカードに契約情報が記録されており、これを差し替えることで機器を簡単に切り替えることができました。(DoCoMoの FOMAなんかはたしかこうでしたね。)
ですが、iPhotoにはこの SIMカード用のスロットがついていないため(上部のふたが実はそうといううわさを耳にしましたが。)、SIMを移し変えることができません。
たとえば出張時はもっと小さい電話にしたいといった使い分けができないのはつらいかもしれません。
実際会社の方もこのしばりで購入を見送っていました。


ファーストインプレッションとしては、大体こんな感じです。
当初の「ケータイ + iPhoneだと多少高いけど、まあネタにもなるかないいかな」というくらいの気持ちだったのですが、機能面の充実度を考えると個人的にはおおむね $499(+次月の費用)の価値はあると満足しています。


でも実はまだ一度も電話として使っていないのは、みんなにはないしょだよ。


であ、また。